小山登美夫ギャラリー六本木では、3月から4月にかけて、ギャラリーアーティストの作品を中心に、ゲストアーティスト山内祥太を迎えて、グループ展「未知なる存在」を開催します。このタイトルは山内さんの言葉から使わせてもらいました。
去年、京都のACKの会場でインスタレーションを見ながら、アーティストの山内祥太さんといろいろ話しました。そのとき、最先端の技術であろうAIを使って次々と現れてくる映像を前にして、その衝撃的で新鮮な画像を前にぼやっと、ギャラリーで展示しているアーティストのことをいろいろ考えてました。彼の映像は、彼自身の感覚や記憶や意志が反映されたうえで紡がれてできてきたイメージだそうです。
アーティストそれぞれは、作品をつくる時、きっとなにかに話しかけて作品を作り始めると思うのですが、その対象や、探っていく場所、方向はバラバラです。自分の外にある自然の風景、光、他人、あるいは多くの情報だったり、もしくは自分の内にある感情や想像や心象やイメージ、エネルギーとかかもしれません。その違いもさまざまで面白く感じます。そこから生まれてくる何か?その未知のものを作品にすることの複雑さは、絵画であろうと映像であろうと繋がっていると思います。どこで作品を終わらせるか、作品として成立させるか、この2つの展示を通して、さまざまなアーティストのアプローチを見てもらえたらと思います。
3月10日(火)-28日(土)
では、自然などの外界との接触から始まるいくつもの美術作品。目に見える光や風景、物体を被写体にしながら、把握不可能な外界を形にしていくことをしていくアーティストの作品を展示します。
出展作家:風能奈々、柏原由佳、川島秀明、桑原正彦、三宅信太郎、長井朋子、佐藤翠、染谷悠子、上田義彦
4月1日(水)ー18日(土)
では、ゲストアーティストとして山内祥太に参加してもらい、外界ではなく内面にうずまく、外界と同じほどの複雑さと不可解さをもつ風景を相手に作品を作り上げていくと思われるアーティストの作品を展示します。
出展作家:伊藤彩、名知聡子、大野智史、油野愛子 ゲストアーティストー山内祥太
小山登美夫