About the Exhibition

Field of Dreams 展

泉 太郎、 坂本かずみ、 山本桂輔
2004年7月10日(土) - 7月31日(土)
project room:小山登美夫ギャラリー(新川)
  • 泉 太郎 / 坂本かずみ / 山本桂輔 展 Field of Dreams 2004  泉 太郎、 坂本かずみ、 山本桂輔
  • L to R : © Izumi Taro, ©Kazumi Sakamoto, ©Keisuke Yamamoto

» 展覧会について

泉 太郎は 1976年奈良県生まれ。2001年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業し、2003年多摩美術大学大学院研究科絵画専攻修了。泉の作品は表現の手法にこだわりがなく、ヴィデオ、ドローイング、ペインティング、パフォーマンス等多岐に渡ります。そこに一貫して表現されるのが「おかしさ」であり、「笑い」です。
ヴィデオ作品では、マクドナルドのドナルドに扮した泉とケンタッキーのカーネルサンダースに扮した友人とが、それぞれの商品であるハンバーガーとチキンをお互い無言でにやにやしながら食べさせあう光景や、歩き続ける自分の足下を撮影し、地面のタイル模様に合わせて声で様々な音をつけたり(特定の模様を踏むとミルキーが自分で自分に与えられる)など、ばかばかしさや子供じみたルールなどを見ることができます。こうした作業は孤独で地味なものですが、それが逆に見るものに思考させずただ自然に笑いを起こさせます。その後初めて「今のはなんだったんだろう?」と考えさせられるのです。

坂本かずみは 1979年山口県生まれ。高校を卒業後、服飾の専門学校を卒業。村上 隆氏主催のGEISAI出身のアーティストです。子供の頃から誰にも見せずひたすら絵を描き続けてきたという坂本は、現在もドローイングを制作しています。VogueやSpurなどのファッション誌の表紙を飾る女性やモデル等を水彩やペンシル等で描きます。また雑誌などから切り抜いた紙片で、女性やファッション誌の広告を思わせるようなコラージュを作ります。時に新聞紙にラフに描かれることもあるその作品からは、少女らしい憧れや自らの欲望への素直さを見ることができます。

山本桂輔は 1979年東京都生まれ。2001年に東京造形大学彫刻科を卒業後、同大学研究生として2003年まで在籍。
山本は湧き起るイメージを描き出しては反芻し、その繰り返しのフィードバックにより作品を制作します。主にペインティング、ドローイング、彫刻で表されるそれらの作品は、森の中の一本道の向こうに見える、雪だるまを頂上に頂く大きな山、大きな樹からさらに生える木々や、色紙に描かれた奇妙とも言える情景など、どこか不思議でそして静かな世界を形成しています。同じモチーフの彫刻やドローイングもありますが、手法は違っても表される世界観は統一されひとつの物語のようにも思えます。制作とは「自分にとっては世界を鮮明にするのに必要なもの」であるという山本は、自分を工場に見立て、作品をその製品と名付けます。「いかにして豊かなものを作るか。その方法の模索と実践」と言うその作品には、不思議の国に迷い込んだアリスのような錯覚を覚えます。

今回の展覧会では泉太郎はビデオ作品を、坂本かずみはドローイング作品を、山本桂輔はペインティングと彫刻作品を出品いたします。また会期最終日 7月31日(土)には泉 太郎によるパフォーマンスが行なわれる予定です。3人の作家によって繰り広げられるそれぞれの夢の領域を是非ご高覧下さい。

[泉 太郎によるパフォーマンス]
「キッズウォーを知らない子供たちのために24時間テレビを2分4秒テレビに変える」ギャラリー内:7月31日(土)2:00pm / 6:00pm(2回公演)
今まで数々の伝説的(?)なパフォーマンスを行ってきた泉の最新パフォーマンスをどうぞお見逃しなく。

企画:長瀬夕子(小山登美夫ギャラリー)

*写真をclickすると拡大画像がご覧になれます

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