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工藤麻紀子 展
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2005年7月30日(土)〜9月3日(土)
<オープニングレセプション> 7月30日(土)6:00〜8:00pm |
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はるめ
2005 oil on canvas 181.5x227.0cm (C) Makiko Kudo |
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| 今でもときどき漂っています 2004 oil on canvas 43.7x49.8cm (C) Makiko Kudo |
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| 工藤麻紀子は1978年青森県生まれ。2002年、女子美術大学油絵科卒業。現在は東京を拠点に制作活動を行っています。主な展覧会として、「東京ガールズ・ブラボー」(2002年、ナディフ、東京/2004年、マリアン・ボエスキー・ギャラリー、ニューヨーク)、「タイム・オブ・マイ・ライフ 永遠の少年たち」(東京オペラシティーアートギャラリー、2004年)、“Some Forgotten Place モ(カリフォルニア大学バークレー美術館、2004年)、“POST MoDERN モ(グリーン・ナフタリ、ニューヨーク、2005年)などに出展しています。小山登美夫ギャラリーでは、2003年の展覧会以来、2年ぶり2回目の個展となります。 工藤麻紀子の絵画には、彼女が日常生活で出会ったものと、彼女自身のイマジネーションが分かちがたく結びついた、不思議な心象風景が広がっています。彼女のごく身近にある愛おしいモチーフたち---女の子や猫、鳥、森、草花、或いはベッドなど---が、原初的な神話世界の中で無秩序にちりばめられています。少女性の強いモチーフの選び方は一見現代的にも見えますが、奥行きを抽象的に塗りこめ、いくつものパースを混在させるような平面的処理は、網膜に映る事象の立体的な色彩を画面にそのまま焼き付ける、古典的な絵画のスタイルに通じるものです。現代美術では長く軽んじられていたペインティングの復興をテーマとする展覧会も各地で開かれる中、バークレー美術館“Some Forgotten Place モ展では、スウェーデンのカリン・マンマ・アンダーソンやアメリカのエイミー・カトラー他、ドイツ、ポーランド、オーストラリアなど世界各国のアーティストが、現代における「風景画」を呈示しました。また今年、グリーン・ナフタリで開かれた“POST MoDERN モ展では、ダナ ・シュルツやメアリー・ヘイルマン、また工藤が後に作品を見て衝撃を受けたというローラ・オーウェンスなど、気鋭のペインターが集いました。 彼女のペインティングで最も特徴的なのは、工藤自身の日々の日常と、夢で見た世界のような想像性とが渾然一体となった、そのカオティックな力強さです。プリミティウ゛な筆致が描き出すのは、工藤にとっては実際に目にし、体験した世界です。『はるめ』と名付けられた作品では、社殿のやぐらが背景の空と溶け合い、いつしか水のように画面一杯に流れ出します。大きな瞳の女の子や、たくさんの猫たちが呑み込まれ、一体となり、軽快に宙を舞います。一転、『毒入り』という作品では、寂しげな表情の少女が、朱色に染まった草原に1人佇んでいます。背後には、抽象的に描かれた森のような影が横たわっていますが、それはまた少女に向かって大きく身を乗り出した猫のようにも見えます。血のように赤い草むらに見え隠れするのは野鳥の羽根ですが、その模様は外敵から身を守る、毒々しい昆虫のようです。 「常に健やかさに憧れる」と語る工藤は、自転車で身軽にどこへでも出掛けていきます。彼女の目が捉える風景はいつも地続きで、親愛なる小さきものに満ちており、そこに彼女の無意識がにじみ出していくのです。夢のようでありながら、地に足をつけていたい、堅実かつ飛躍した彼女のイマジネーションの世界を、どうぞご堪能下さい。本展では、大小併せて10点近くの新作が展示される予定です。 |
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| 光る声 2005 oil on canvas 91.0x91.0cm (C) Makiko Kudo |
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前はつかまえようと思っていた
2005 oil on canvas 91.5x116.5cm (C) Makiko Kudo |
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