三宅信太郎
2005年7月2日(土)〜7月23日(土)
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オープニングレセプション>
7月2日(土)6:00〜8:00pm
(C)Shintaro Miyake
三宅信太郎は1970年東京生まれ。1996年多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻卒業。現在も東京を拠点に制作活動を行っています。近年の個展に、"Innocy's House"(ギャレリ・クリンジンガープロジェクツ。ウィーン、2004年)、『第四惑星アワー』(アトレ・ゲルハルトセン・ギャラリー、ベルリン)、グループ展は“Fiction.Love モ(台北當代藝術館、台北)、“Mixed-Up Childhood モ(オークランドギャラリー、オークランド、ニュージーランド)などがあります。小山登美夫ギャラリーでは、2003年以来、2年ぶり2回目の個展となります。
三宅の作品はドローイング、彫刻、パフォーマンスなど、様々な形を取ります。もっとも特徴的なのは、厚紙や木に女の子等のドローイングを描いて型取りした「切り抜き」というスタイル、また自身が製作した様々な着ぐるみを着て行うライブドローイングなどのパフォーマンスです。代表的なモチーフは、「スイートさん」と名付けられた女の子。横長の顔に小さな目鼻、極端に短い胴体から伸びたひょろ長い手足の彼等は、髪型や服装こそ違え、例え泣いている表情であっても皆一様にどこか楽しげで、楽観的な印象を与えます。現代美術で近年もてはやされてきた「かわいい」という概念も、彼にとっては物事がポジティヴに見える1面、という大きなくくりでしかありません。そういった意味での「かわいい」フォルムを追求した結果でもあるスイートさんは、彼のモチーフの基本形として、ある時は1人で、ある時は群集となって登場します。その集大成とも言える2003年の個展"SWEET SUMMER"(小山登美夫ギャラリー)以降、その形は、フォルムとして完成したスイートさんのバックストーリーを探るかのように、様々なバージョンへと変化して来ました。イタリア、ボローニャでは頭にコロッセオを戴き、ドイツでは宇宙人に変身し、ニュージーランドでは唱歌「森の熊さん」で熊とダンスをする女の子に扮する、といったように。
今回の展覧会で彼が取り上げたのは、日本の戦国時代です。『敦盛』は、平家の若き武将平敦盛が源氏方の熊谷直実によって最期を遂げるも、熊谷もその後世の無常を憂いて出家するという源平合戦時代のエピソードで、幸若舞や能楽などの伝統芸能で古くから親まれていました。織田信長が桶狭間の戦いにおいて、決戦前夜に舞いを踊った一節「人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻のごとくなり」はあまりにも有名ですが、そのような日本史的注釈を越えた戦国スペクタクルが、彼の想像力から生まれ出ました。合戦絵巻のような長さ4mものドローイングの他、血湧き肉踊る合戦図や武将のドローイングは8点程、甲冑に身を包んだ武将達、或いは名も無き武士達の切り抜き作品が大小合わせ10点程に加え、今回は背丈2.5mを越える巨大な変わり兜の彫刻も出現します。オープニング当日にはパフォーマンスも予定しておりますので、皆様お誘い合わせの上、是非足をお運び下さい。
(C)Shintaro Miyake
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