工藤麻紀子展

2003年9月3日〜9月20日

  工藤麻紀子は1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学油絵科卒業。現在は東京で制作活動を行っています。
2001年に村上隆が企画した「芸術道場GP」(東京都現代美術館)に参加したことをきっかけに小山登美夫にスカウトされ、現在までにいくつかのグループ展に出展しています。代表的なものに「トウキョウ・ガールズ・ブラボ2」(ナディッフ、東京)、最近ではぴあ通関1000号記念展「希望/HOPE-未来は僕等の手の中」(ラフォーレ・ミュージアム、東京)にも出展しています。
  工藤麻紀子は日常の風景の中で触れられた記憶から得た物と独自のファンタジーを作品に描きだします。散歩途中に見た草木や川、昔住んでた家、ネコ、夜空に浮かんだお月さま、夢見るような少女、どこか寂しげで儚い夢のような、けれど懐かしい記憶をたどるようなそんな物語が絵の中に広がります。小さい頃、良く絵本を読んでいたという彼女の絵らしく、絵の中で複数の場面が同時に展開してゆきます。また時には、幼年期の夢日記のような感受性が思い出となって現れます。
「子供の時の記憶と最近の記憶がごっちゃになって、混沌としているんだよね。自分でもなんでこいういうのを描くのかわかんない。でも、自分の見たものしか描けないから。」(BT2003年3月号)と言う工藤麻紀子の作品には強い少女性を感じます。
大胆な構図と自由なタッチで描かれた絵画は、観るものに新鮮な印象を与えてくれます。
 小山登美夫ギャラリーで初めてとなる今回の個展ではペインティングと立体作品を展示いたします。
どうぞこの機会に御高覧下さい。

わたり鳥
2001
もうすぐ衣替え
2003
ト音キ号
2001