About the Exhibition

風能奈々

誰がその物語を知る
2009年6月19日(金) - 7月25日(土)
小山登美夫ギャラリー京都
*1F、TKG エディションズ 京都と同時開催
  • 風能奈々 展 誰がその物語を知る 2009

» 作品紹介

風能奈々は、優美で感性的なモチーフを独特のマチエールで豊かに紡ぎあげます。今年のVOCA展に出展された、アクリル絵具、染料のペン、ジェッソ、再びアクリルの順に重ね塗りする「花の瘡蓋(かさぶた)」は、静謐さをたたえながらも、重層的で多様な質感からたちあらわれる浮遊感を感じさせます。
風能が幼少の頃耽溺していたという想像や物語の世界は、タブローの上に再来します。ときに悪夢、ときに個人的な家族との物語が、彼女の卓越した素描によって描かれます。同様にイメージの源泉となっているのが、毎日欠かさずに描いているというドローイング・ノートです。日常生活でわき起こる感情の波や心に残ったフレーズなども残すという、日記の要素ももつこのノート。不穏な感じすら抱かせるほどびっしりと描かれたドローイングはそれ自体圧巻ですが、タブローでの魅惑的な発展を暗示するエネルギーをもっています。

» 展覧会について

本展では、今年3月に開催されたVOCA展(上野の森美術館)に出展した、横3メートル88センチの「花の瘡蓋(かさぶた)」、特別に注文して制作した円形のキャンバスを使った作品など、新作のペインティング約8点を展示いたします。
TKGエディションズ 京都での同時開催展では、側面にも描き込まれた20 x 20cmのペインティングを展示します。花、木、神話などのモチーフ、小さな物語の挿絵、そして行ったことも見たこともない場所を描いた旅行シリーズ。染料、アクリル、油彩など技法も異なる多彩なイメージが、展示スペースを埋めつくします。

» 作家プロフィール

風能奈々は1983年、静岡県生まれ。2006年大阪芸術大学芸術学部美術学科絵画コースを卒業。2008年京都市立芸術大学大学院絵画専攻油画科修了。
2008年のアートアワードトーキョー(行幸地下ギャラリー、東京)にて、小山登美夫審査員賞を受賞。今年の上野の森美術館「VOCA展」(長屋光枝・国立新美術館主任研究員推薦)にも出展しています。小山登美夫ギャラリーでは昨年のTKGエディションズでの個展、小山登美夫ギャラリーでのグループ展に続き、3度目の展覧会となります。

お問い合わせ先:

[ 小山登美夫ギャラリー 京都 / TKGエディションズ 京都 ] プレス担当:藤川二葉 TEL:075-353-9994

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