About the Exhibition

山本桂輔

2005年7月30日(土) - 9月3日(土)
project room:小山登美夫ギャラリー(新川)
オープニングレセプション 7月30日(土) 6:00 - 8:00pm
  • 山本桂輔 展 2005

» 展覧会について

山本桂輔は1979年東京都生まれ。2001年に東京造形大学彫刻科を卒業後、同大学研究生として2003年まで在籍。木彫を専門に制作してきました。現在も東京を拠点に活動を行っています。2004年にはproject room/Tomio Koyama Galleryにてグループ展「Field of Dreams」に出品、大変好評を博しました。
彼の絵画作品には、よく森や木が登場します。鮮やかな、或いは深い色合いで表されるそれらは、山本の中で展開されるある世界の断片のように感じられます。この世界観は山本自身にとっての現実の立ち現れ方であると同時に、見るものを惑わすトリックもまた仕掛けられています。矩形に区切られた奇妙に平面的な空、その奥に連なる森。森を見ようとすると視線は空にはじき返され、空をなぞろうとすると森に引き込まれます。
その謎を解く鍵は画面の構成の仕方に隠されています。また彫刻は油絵具と、木、マッチを素材に制作されます。全てを合わせることにより「燃える」ということを想起させる素材を用いて、彼は非常に有機的なフォルムの木彫を作りだします。マッチが軸足になったり、或いは触覚のように埋め込まれたり、またその表面は或る時は乾いた粘土のようにひびわれ、また或る時は磨き上げられてつるつるしており、まるで陶器のようにも見えます。姿形もまた様々で、何かの道具のようでもあり、生物のようにも思えます。今回の個展では、ペインティングと彫刻を中心に展示する予定です。
 作品が配されたその空間は、描かれる木々、森、また絵の中から抜けて出たかのような不思議な形をした彫刻に囲まれ、観客は山本の描く世界そのものに入り込んだかのような錯覚を覚えるでしょう。

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