About the Exhibition

川島秀明

mutability
2005年2月5日(土) - 2月26日(土)
小山登美夫ギャラリー(新川)
オープニングレセプション 2月5日(土) 6:00 - 8:00pm
  • 川島秀明 展 mutability 2005

» 作品紹介

川島秀明は大学卒業後、1995年より2年間比叡山延暦寺にて天台宗の仏道修行を経験しました。
三島由紀夫などを題材にした在学中の硬質な作風は、ややコミカルな仏陀や少年少女たち、やがてより軽やかな「ポートレート」へとその姿を変えていきます。もはや男女の区別すらなく、表情だけが抽出されて何者かに憑依しているようなモチーフを、作家は「自画像を描くような気持ちで」描きつつづけています。
抽象的な背景の中に浮かぶ様々な顔は、時には少女、時には少年、妖精、或いは風船のように膨らんだ見知らぬ生き物のように見えます。淡色の繊細なグラデーションでフラットに塗られた肌や毛髪とは対照的に、ガラス玉のように澄んだ瞳には、光が乱反射しているかのような細かな線がびっしりと描き込まれ、生々しい迫力に満ちています。

» 展覧会について

絵を描くことの動機について、川島は「漠然とした不安に対する自己確認の作業」と位置づけています。誰しもに覚えのある心もとない気持ち、例えば夜の電車の窓に映る自分を見ている時のような(作家談)今ここにいるはずの自分というものの不確かさに、川島は静謐な視線で向き合い、創作へと昇華させていきます。
『mutability(うつろいやすさ)』と題された本展は、1つのスタイルに行き着いた彼の集大成というよりはむしろ、刻々と移り変わっていく時と共に変化を遂げる、彼自身の日々の営みであるのかもしれません。

2年ぶりの今回の個展では、全て新作のペインティングを展示いたします。また、銀座のTKG2 at lammfrommでは、川島の初の版画作品3点(各エディション25)を展示、販売致します。是非2ヶ所併せてご高覧下さい。

» 作家プロフィール

川島秀明は1969年愛知県生まれ。東京造形大学卒業。現在は東京を拠点に制作活動を行っています。
2001年の奈良美智キュレイションによる「Morning Glory」展以降東京で作品を発表し始め、2003年にはproject room / Tomio Koyama Galleryにて個展。04年はオーストリア、ザルツブルグでの『the japanese experience-inevitable』の他、『New Generation HEAVENLY CREATURES』(Galerie Thaddaeus Ropac,ザルツブルグ)、『Fiction.Love』(台北當代藝術館、台湾 )、『Young Artists from China, Japan, and Korea』(ソウル国立現代美術館、韓国)、『FUNNY CUTS』(STAATSGALERIE STUTTGART、シュトゥットガルト、ドイツ)と、海外で5ヶ所のグループ展に参加しました。

お問い合わせ先:

[ 小山登美夫ギャラリー ] プレス担当:大森智子 TEL:03-3642-4090

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