About the Exhibition

ベルンハルト・ブルングス 展

眠れるもの
2009年3月7日(土) - 3月28日(土)
TKG Contemporary:小山登美夫ギャラリー東京 6F
オープニングレセプション 3月7日(土) 6:00 - 8:00pm
  • ベルンハルト・ブルングス 眠れるもの 2009 ベルンハルト・ブルングス

» 作品紹介

ブルングスの作品において、我々は文学史上の偉人たちと出会います。ドイツの詩人エルゼ・ラスカー=シューラー、オーストリアの詩人ゲオルク・トラークル、フランスの詩人シャルル・ボードレール、アルチュール・ランボー、ポール・ヴェルレーヌ。雑誌「デア・シュトゥルム」の発行者ヘルヴァルト・ヴァルデン、映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)の監督として知られるフリードリッヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ。
ドイツ表現主義、フランス象徴主義を中心に、19世紀末から20世紀初頭における芸術家と彼らが生きた時代、制作を行った環境をブルングスは主題とします。文学史への言及というアプローチは、キャンヴァスにクレヨンで作られた下地と、薄い油彩の層の塗り重ねという伝統的な手法同士のユニークな組み合わせによって表現されます。暗い色調の絵の具のみを使い、光が当たっているかのような部分は、下地がつやのある塗りの層を通して輝き出しているのです。抑制された色彩のスペクトルと妙なる陰影、そして光。ブルングスのパレットから生まれる色彩は独特の輝きを放っています。

» 展覧会について

この展覧会タイトル「Die Schläfer」(眠れるもの)は、ドイツの詩人ゲオルク・ハイム(1887-1912)が発表した詩のタイトルを引用しています。
ボードレールやランボーの影響を受け、歪曲された都市生活の怪奇さや世界の終末への不安を詠った初期表現主義の重要な詩人でありながら、若くしてスケートの最中に不慮の死を遂げるゲオルク。暗い室内で彼と向き合っているのは、ダダの先駆者であるフーゴー・バルの妻であり詩人のエミー・へニングスです。大戦の不穏な靴音が響く20世紀初頭、新しい大きな潮流を担うべく綺羅星のように現れた文学者や芸術家たちが、ブルングス氏の用いる魔法で一堂に会します。
本展では新作ペインティング6点に加え、ドローイング9点と、偉人の胸像の様式を引用したような彫刻作品2点を、インスタレーションの中に展示いたします。赤ワインで染められたという壁紙でミニマルかつ装飾的に飾られた部屋には、詩人たちが当時読んでいた本を入れたウィルヘルム時代のアンティーク家具も配されています。

» 作家プロフィール

ベルンハルト・ブルングスは1974年ドイツ・ビーレフェルト生まれ。現在、ベルリンを拠点に制作活動を行っています。
デュッセルドルフ芸術アカデミーではフリッツ・シュヴェグラーに師事、修士課程を修了。03年には、スベーニャ・ダイニンガー・マーカス・ブレッカーと共にケルンにおいてプロジェクト「aquarellbluten − Kunst Klub Köln」を立ち上げました。
アーヘン美術協会やブラウンシュワイク美術協会での展覧会を始め、ヨーロッパ各地で展示を行っています。01年にウィッテン市よりGünter − Drebusch賞を受賞、05年にはノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館からのロンドン・レジデンシーに選出されています。

お問い合わせ先:

[ 小山登美夫ギャラリー ] プレス担当:大森智子 TEL:03-3642-4090

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